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7/29㈪ 第61回 Dr.勉強会

本日も昼休みを利用して、ランチョン形式で、第61回Dr.勉強会が行われました。

本日のテーマは、”患者さんの言葉を大切にする!!”です。

患者さんの訴えをしっかり聞き取り、診察に活かせるようにしていきたいと思います。

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山田院長先生(中)

理事長 山田 武史

原始反射と学習発達について

教科書的には、

乳幼児が特有の刺激に対して示す中枢神経によって引き起こされる、反射の行動のことである

と示されています。

分かりやすく図に示すと、

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こんな感じです。

乳幼児の動きの多くは、この原始反射に支配されており、脳が発達するにつれ、覆い隠され、反射は消失していきます。

しかし、発達過程でこの原始反射が一部残存していたりしますと、人間社会において生きづらくなってしまいます。

原始反射には、実に多くの反射がありますが、学習発達においては、書いたり、話したりするために、

「手と口の反射」

と上手に付き合うことが大事を言われています。

手に反射が残存すると

ⅰ)えんぴつの持つ力が強い(筆圧が強い)

ⅱ)字がうまく書けない

ⅲ)不器用

口の反射が残存すると

ⅰ)言葉を発するのが難しい

ⅱ)吃音

ⅲ)よだれ、口呼吸

ⅳ)指しゃぶり

などの症状が出てしまう事が多いです。

手や口を使って楽しく遊び、大脳への神経回路をつなげる事が大事ですね。

山田院長先生(中)

理事長 山田 武史

社会に出るということ

人間の進化の理由の1つに、「社会力」を身に付けた!!というのがあるそうです!!

そこで、”社会”というものについて考えてみました。

Wikipediaで調べてみますと、簡単に述べると「人々の集まり、集合体」みたいな感じで書かれています。

子供から大人になるにつれて、社会に少しずつ出ていくわけですが、”社会”というのは本当に複雑で難しいです!!

価値観の異なった人との触れ合いであったり、時代や地域によって形態を変えますし、理不尽な部分もたまにありますよね。

ですので、教育の目標の1つに”いかに社会適応していけるのか!?”というのを前提に行わなければなりません。

ときには厳しく、理不尽なことも乗り越えさせたり、そんなことも知らなかったのか!?(僕も今でもたまにあります。)という事を1つずつ丁寧に教えていかなければなりません。

ですので、会社や学校においては、単に知識を与えるだけではなく、”社会”というものを意識させながら教えていく事が、大事なのではないでしょうか?

山田院長先生(中)

理事長 山田 武史

第60回 Dr. 勉強会をしました!!

7/22㈪:第60回Dr. 勉強会を行いました。

今回は、症例検討を通して、「舌痛症」の勉強を行いました。

やはり、問診を通して診断をたてることは、大事です!!

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山田院長先生(中)

理事長 山田 武史

”よく考える”にとって、不可欠なもの

繰り返しになりますが、

ⅰ) 正確なインプット    

➡(よく見て、よく聞いて、よく感じる)

ⅱ)正確なアウトプット   

➡正確に、表現できる、動ける (話したり、書いたり、読んだり、計算できる)

 

これらを、繰り返し行う事で、脳が活性していきます!! ここで注意しておきたいのは、”正確”という事です。

これらをいかに、幼少の頃から身に付けるか?? という事が大事になります。

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 理事長 山田 武史

療育とは?

最近、良く聞く言葉の1つとして、”療育”というのがあります。

では、その”療育”というのは、どういう事なのでしょうか?

療育=社会的に自立できるようにすること、すなわち療育とは、治療しながら、教育するということなのです。

最近では、多くの放課後等デイサービス、児童発達支援がありますが、一番大切なのは、”この子が社会に出ていけるのであろうか?社会に出たときに困らないだろうか?”という視点で、捉えてあげる必要があります。

又、気を付けないといけない事の一つに、社会は理不尽であるという事です。社会に出ると、良い人ばかりではありません。悪い人もいます。 自分が頑張ったのに、結果出なかったとかそういうのを乗り越えて、少しずつ成長していくという事も必要なのではないでしょうか?

ただ、乗り越えようとしているとき、乗り越えられなかったときに、誰か側にいてくれると良いですね。

山田院長先生(中)

理事長 山田 武史

成長期におけるアンバランスさは、なぜ生じるのか?

反抗期や、”箸が転げてもおかしい”、急な発熱、急に機嫌が悪くなったり、成長期におけるはたからみると不安定にもみえるこうした現象は、なぜ生じるのであろうか?

今回は、発生学的な見解から考えてみたいと思います。

もともと、人類の祖先は、熱帯雨林の中で生存していた。しかし、生存競争に負けてしまい、熱帯雨林から肉食動物の多い大変危険な草食へと踏み入れたことから始まる。

生存競争の激しい草食で生き抜くためには、多くの知恵をみにつけないといけなかった。 例えば「多産」の機能、「道具の発明」「二足歩行」などである。 そのためには、ダーウィンの進化論でいうところの環境適応である。

すなわち、生き抜くためには、”脳”を発達させる必要性があったのである。 しかも、最も危険な幼少期にその重要性は増大する。 実際に、ほかの動物と比べても、人間の脳はかなり大きめである。 人間の子供は、まず脳の成長にエネルギーを注ぐ。身体は、その次で成長する。

ここで、「心」と「身体」にアンバランスさが生じるのである。 成長期におけるアンバランスさは、ここから生じているのだそうです。 ですので、成長期には型にはめようとせず、成長を見守ることも大事なのですね。

山田院長先生(中)

理事長 山田 武史

SNSがインターネットを凌駕する!!

そもそも「SNS」をみなさんどう捉えているでしょうか?

「SNS」は「インターネット」の中にあるサービスの1つと捉えられがちですが、最近の動向をみていますと、「SNS」は「インターネット」を凌駕するのではないかと考えています。

例えば、飲食店を探す時も、以前ならインターネットで、カレー・美味しい・大阪<検索>を調べ、その中からピックアップしますが、まず、情報量が多すぎるのと、その情報が意図的に操作されている可能性もありますよね。

ですので、最近の動向をみていますので、「SNS」その中でも「インスタグラム」から、リアルな身近な情報を手に入れられる訳です!

さらには、予約システムやショッピング機能などもどんどん加わり、AIの機能も追加されると、これから”SNSの方が、どんどん進化するのでは!?”と考えられます。

僕自身も、時代の流れに取り残されないように、「SNS」を何とか頑張っています!(笑)

山田院長先生(中)

理事長 山田 武史

感覚を育てよう!!

すなわち、「感覚を育てる」と言う事は、発達の土台の1つですので、大変重要な要素の1つになります!!

もともと、私達は産まれる迄を時羊水の中で守られていて、安心安全を母親から与えられています。 そして、出産と同時に空気に触れ、この世界に飛び出して来ます。

今まで羊水の中で守られていた訳なので、幼児にとってはすごく不安や恐怖でいっぱいなのです。 そして、徐々に「感覚器官」を通して、世界とつながり、安心安全を再び取り戻して行くのです。

つまり、感覚が育っていないと、いつも不安で何かにおびえているような感じになってしまっているのです。

ですので、幼少期の間に”感覚を育てる”と言う事は、ずごく大切な事なのですね。

山田院長先生(中)

理事長 山田 武史

発達の土台をしっかり作る!!

多くの幼児教室、学習塾があります。(最近では成人用の学習塾などもあるみたいです。) それぞれ、しっかり理念を持って行っているので、良い事だとは思います!!

今回僕自身が考えている事の1つである、「発達の土台をしっかり作る」という事について、意見を述べたいと思います。 まずは、発達には段階があると言う事です。

つまり、どう言う事かと言いますと、発達には順序があり、土台の部分がしっかりしていないとすごく不安定な発達になってしまうと言う事です!!

例えば、「言葉が出て来ないのですが、遅いのですか?」と言う相談を多々受けます。 もちろん「言語訓練」を行うことも大切ですが、それよりも「発達の土台の部分は、しっかりしているか!?」と言う視点で捉えてあげる事も重要と言う事です。

これは幼児でなく、現代社会においても”仕事が上手く覚えられない”とかであれば、無理に覚えさせると言う事も大事ですが、基礎の部分である「発達の土台 がしっかりしているか!?」と言う視点で捉えてあげる事も大切です!!と言う事です。 (何回言っても、なかなか仕事が覚えられない・同じミスを繰り返すと言う方が周囲にいませんか!?)

では、次にどうやって「発達の土台を作るのか?」と言う問いになって来るのですが、それは又、後日に意見を述べたいと思います。

要するに、知識の上積みだけではなく、根本的な土台の部分が「人間の発達」と言う概念においては重要と言うお話でした。

山田院長先生(中)

 

 

 

 

 

理事長 山田 武史