2021/05/06

こんにちは。院長の山田です。
 5月5日は「こどもの日」でしたが、
 「端午の節句」でもありましたね。
鯉のぼりや五月人形を飾って、
 お子さんの成長をお祝いした
 ご家庭もあるのではないでしょうか?
日々の生活の中で、
 お子さんの成長を感じる場面は
 たくさんあると思いますが、
 歯の生え変わりもその一つでしょう。
乳歯は生え変わりますが、
 永久歯は生え変わりません。
子どもの頃から歯みがき習慣を身につけ、
 むし歯を予防し、一生自分の歯で
 お食事を楽しんでいただきたいと思います。
さて、みなさんは「むし歯はうつる」
 ということをご存知でしょうか?
正確にいうと、
 むし歯がうつるのではなく、
 「むし歯菌」がうつります。
むし歯菌は生まれたばかりの
 赤ちゃんのお口の中には存在しません。
しかし、お父さんやお母さんの口から
 「だ液」を介してうつります。
◆「どんなとき」にうつる?
むし歯菌はだ液に含まれるため、
 
 ・スプーンやコップなど食器の共有
 ・食べ物の口移し
 ・キス
 ・熱い食べものをフーフー冷ます
 
 によって感染します。

特に感染しやすい時期は、
 生後19ヶ月~31ヶ月の間。
 『感染の窓』と呼ばれる時期になります。
◆妊娠中に増えるむし歯菌
お父さんお母さんの
 お口の中にむし歯菌が多いと、
 お子さんへの感染リスクも上がります。
大切な赤ちゃんの歯を感染から守るためにも、
 親御さんのお口のケアは大切です。
特に、お母さんの場合は
 妊娠中のつわりで食生活が乱れやすく、
 口内環境が乱れがちに。
むし歯や歯周病になりやすいので、
 いつも以上に入念なケアを心がけてください。
ブラッシングができない時でも、
 軽く口をゆすいでおくのがお勧め。
お茶やお水を飲んでおくだけでも
 むし歯予防になります。
そして、安定期に入ったら
 歯のクリーニングを行い、
 むし歯があれば
 ぜひ治療を受けましょう。
◆むし歯になりやすいところ
乳歯がむし歯になりやすい主な場所は、
 
 ・奥歯や、上の前歯の「歯と歯の間」
 ・歯と歯ぐきの境目
 ・奥歯の溝

最初に生えてくる永久歯、
 通称「6歳臼歯」も
 歯ブラシの毛先が届きにくく、
 むし歯になりやすい場所です。
 
 重点的にケアしましょう。
◆乳歯のむし歯も放置はNG
一見、
 「乳歯は生え変わるし、
 むし歯になっても問題ないのでは?」
と考えてしまうかもしれませんが、
 それは大きな間違いです。
乳歯にむし歯があると、むし歯菌の数が増えて、
 すぐ下に控えている永久歯にも悪い影響を与えます。
特に、3歳を過ぎるとむし歯が急激に増加するので、
 3歳までの予防も欠かせません。
感染に気をつけるのはもちろん、
 ダラダラと食べないなど、
 「むし歯になりにくい習慣」をつくりましょう。

歯科医院では治療だけでなく、
 ブラッシング指導なども行っています。
 大切なお子さんがむし歯になる前に、
 ぜひ親子で歯のメインテナンスにいらしてください。

理事長 山田武史
やまだ歯科医院
〒546-0043 大阪府大阪市東住吉区駒川3-1-7
TEL:06-6622-8341
URL:https://www.yamada-dental-clinic.com/
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